そんなに、似ているかなあ…

令和元年9月番外

「天空の絵描きたち」(文学界2012年10月号))


芥川賞某選考委員によると、本作は「百の夜は跳ねて」よりはるかにおもしろい、とのこと。書籍化を望む、とまで言っている。
そんなわけで感想を載せてみますが…

「天空の絵描きたち」木村友祐 「文学界」2012年10月号

高所窓ガラス清掃職人のお話。
エッチなことを行って悪乗りする職人、とか、手が荒れているのが立派な職人、とか、広告代理店勤務の男はキザ、とか、仲間が疑われたのが許せないと怒ってみせる仲間思い、とか、職人の気概を理解しない会社の上司、など、登場人物はありきたりすぎて読み進めづらかった。
盗みの疑いをかけられたとき、「うちの仲間がそんなことをするはずがない」と言い張るだけというのはおかしい。
ビルの管理者から、あまり奇抜な格好をした清掃係が出入りするのは困る、というのは妥当。
できない社員が、休日返上で仕事を教えてもらうことになった、というのが美談となっているのは、いまどきブラック企業・ブラック上司と言われかねないのでは。


などという点が次々に引っかかって、私としては最後まで乗れませんでした…
(木村氏、申し訳ない)


「天空の絵描きたち」あらすじ

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