第4回予告 「限りなく透明に近いブルー」村上龍(昭和51年上期・第75回)
平成26年7月13日(日曜日)午後3時 予定
「限りなく透明に近いブルー」村上龍(講談社文庫)
この小説は、ひとことで言えば「将来への展望もない、無軌道な若者たちの内面を描いた小説」です。
基本的に読みやすい文章ですが、時々「顳?」などと難しい言葉を出してくるところは
「無軌道な俺だけど、無教養ってわけじゃないぜ」という感じを醸し出しています。
(「顳?」は「こめかみ」です。余談ですが、「挨拶」は「あいさつ」。覚え方は「手へんにムヤクタ」です。)
結構グロテスクな描写も多いので、受けつけない人も多いかもしれないと危惧しています。
が、しかし!
巻末の解説が、なんと「蹴りたい背中」綿矢りさ です!!
「なぜかというと」などと中学生の読書感想文のような、若干舌足らずな言い回しを多用しているのですが、
しっかり読み込んでなかなか鋭いところを突いたとても良い解説文です(^^)
脂っこい文章のあとの一服の清涼剤となっています。
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